LICHT

この度、デザインギャラリーLICHTでは、プロダクトデザイナーRonan Bouroullecのドローイングポスター20枚ほどを一同に集めた企画展を開催し展示販売を行います。会場には、今回の企画のために撮影されたドローイングの制作風景をドキュメントした映像を公開するほか、パリから到着したオリジナルの原画も展示いたします。貴重な画集や作品集も用意し、ポスター化されていない図案の数々もご回覧いただくことが可能です。プロダクトデザイナーとしてのブルレック兄弟の活動をご存知の方にとっても、あるいはドローイングから新たにRonanに出会った方にとっても、発見に満ちたプレゼンテーションとなります。

「まるで編み物のようなもの」と本人が語るドローイングは当初、Ronanにとって、自身と向き合うための手段の一つだったという。最終的な完成形を規定せずに、直感のままにマーカーで線を重ねていく。付け足すことによってまた何か別のものが生まれていく。そうした自動筆記の連鎖によって作られた有機的なシルエットと陰影は、鑑賞者の自由な解釈を可能とします。製品の完成までに長い時間格闘を要するプロダクトデザイナーにとって、一瞬の創造で生まれていくドローイングがどのような意味を占めるものなのか、思い思いに想像を働かせてください。

Ronan Bouroullecはパリを拠点とするプロダクトデザイナー。1999年に弟のErwan Bouroullecとデザインスタジオを設立。これまでに家具、照明、花器、ジュエリーなどを世界各国のメーカーから発表しており、数多くの作品がMoMAやロンドンデザインミュージアムに永久収蔵されています。

ロナン・ブルレックが自身のドローイングついて語ったインタビューはこちらをご覧下さい。幼少期の生い立ちからデザインワークまで興味深いインタビューとなります。

会場ではポスター単体のご購入（各￥10,000+tax）、また木製フレームのご注文も承ります。

会期 : 2021年10月23日(土)-11月7日(日)　13:00-18:00　 会期中は毎日営業
会場 : LICHT 　東京都目黒区青葉台 3-18-10 2F