LICHT

ROLY-POLY STOOL (WANT)

企画展「To be or not」展示商品。

2000年以降に大きな流れをつくり出したコンテンポラリーデザインを、コンセプト主導型と表現主義型に大別するとしたら、フェイ・トゥーグッドは後者だろう。彼女が用いる形態は直感的なものを感じさせ、そこに自身の思想や感性が大胆に表現されている。ただしその思想や感性は同時に社会的なテーマとも結びついており、「Roly-Poly」の場合はある種の女性性の訴求が彼女なりのアプローチで行われた。内側からの力によって張りをもったようなフォルムと、人肌を思わせる質感。職人の手作業で製造されるため個体差が生じることもデザインの一部になっている。

イギリスのデザイナーフェイ・トゥーグッドは大学で美術を学び、雑誌「THE WORLD OF INTERIORS」のスタイリスト、エディターとして活躍。2008年にStudio Toogoodを設立。2010年からは自身の名前をブランド名に掲げ家具コレクションAssemblageを発表。ファイバーグラスや溶岩、歪んだ木など素材、手法の独創的な組み合わせの家具は国内の熟練の職人や小規模な工場によるハンドメイドで制作される。インスタレーションや空間プロデュースなど幅広く活動する。

非売品となります。