Arm chair 209
こちらの商品は現行品(Standard)となります。
1902年に販売を開始したトーネット・アームチェア209。パリ万国博覧会(1925年)で注目を浴びたのは、モダニズムの建築家として知られたル・コルビュジエが提案した、アール・ヌーボー時代の装飾的な建物とは正反対の前衛的な白い箱型の建物。この簡素な建物の中に置かれたのがアームチェア209。コルビジェ自身でこの椅子を選んだ。モダニズムのコンセプトでもある「機能的なものは美しい」という点からル・コルビジェがこの椅子を選んだ理由もよくわかります。またコルビジェは「ヨーロッパ、アメリカで山のように使われているこの椅子には、気品が備わっている」とも。日常品の中にも確かな審美眼を持つことの重要性も教えてくれます。
美しい曲木の技術は熟練した職人の手加減があってこそ。優美なフォルムは気品さと気高さを感じさせてくれる一方で、街のカフェやレストランで多様され庶民にもっとも愛された椅子の一つではないでしょうか。軽快な椅子は毎日の椅子の抜き差しも容易ですし、視線の抜け具合もよく大きさを感じさせません。懐深い座り心地は他の追随を許しません。籐張りは適度なクッション性を兼ね添え、また高温多湿の日本ではオールシーズンお使いいただけます。
トーネット社は1819年ミヒャエル・トーネットによって曲木技術を開発した会社。曲木技術の確立により世界で初めて量産化に成功。1859年に発表されたNo.14は世界最大級のヒットとなり、現在でも世界中で愛されています。ドイツ芸術学校バウハウスとのコラボレーションから生まれたカンティレバーチェアでも世界的な革新を起こしました。200年近く培ったクラフトマンシップと技術により、現在でも世界的トップブランドとして日々進化し続けている。
納期は国内在庫ある場合、1〜2週間。欠品の場合は確認の上、ご連絡差し上げます。
現行品のスタンダード、ヴィンテージとも後世に残るプロダクトをセレクトしています。永続的な使用を達成するためにリヒト サポートをご一読ください。
STANDARD
W570 D550 H770 SH450
Thonet / 1902 / Wood & Cane