



LC10-P
クロームの脚とグレーのスチールフレーム、グラスのトップという3つの部材で構成される非常にミニマルなデスクはル・コルビジェ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンによるデザイン。とてもシンプルなデスクはサイドから見るとガラスが浮遊するように設置されていることがわかる。15mmのガラスの厚みとグレーのフレーム、その間の隙間の重なりが美しい。量感あるガラスは構造的にスチールの土台を安定させる役割も持つ。静的ながら美しいディティールと存在感はどんな空間に置くか、どんな家具と置くか考えるのも楽しい。例えばワンルームの部屋に置いて、デスクとダイニングの2役にしてもいいかもしれない。
ル・コルビジェ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンは20世紀を代表する建築家、デザイナー。世界を舞台に個人邸から都市計画に至るまで手掛けたル・コルビジェと、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンは共同で多くの家具作品を発表した。有名なLCシリーズのほとんどは三人の共同作品である。ル・コルビジェの従兄弟ピエール・ジャンヌレはパートナーとして事務所を共同で設立し、常にル・コルビジェを支えた。インドのシャンディガールのプロジェクトではジャンヌレが家具デザインを担当。シャルロット・ぺリアンは1927年にル・コルビジェ、ピエール・ジャンヌレのアトリエに参加しすぐに頭角を表す。個人でも多くの名作を残している。
記事:旭
VINTAGE
W1200 D800 H698
Le Corbusier, Pierre Jeanneret, Charlotte Perriand / Cassina /metal, glass