LICHT

PUTRELLA

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建築資材のH鋼を折り曲げてつくったオブジェクトはエンツォ・マーリによる1958年のデザイン。両側がわずかに曲げられた鋼鉄材はテーブルセンターピースやトレーと言われるが、実際の用途は決まってないように思う。普通は建物を支え、曲がることのないものが曲がっていることでどんな効果をもたらすか、視覚心理学の研究していたマーリの実験的な作品。自身の日々のコンディション、思考によって作品から何を問いかけられるのか、この作品の対峙することで自身が見えてくるかもしれません。

1932年ノヴァラ出身。視覚研究からスタートしアーティスト、グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナーとして活動。ブルーノ・ムナーリの紹介でDANESEでプロダクトデザインを手がけるようになる。コンパッソ・ドーロを4度受賞。芸術における視覚心理学の研究など、緻密な分析から導き出される、必要善から生まれる美しさがマーリの特徴。イタリアンデザインでは外すことの出来な重要人物。

記事：旭

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