LICHT

CABINET (WANT)

企画展「To be or not」展示商品。

モーエンス・コッホは1898年デンマーク生まれで、多くの建築家やデザイナーが輩出するデンマーク王立芸術アカデミーで学び、1950年からは教鞭も執った。同校に家具科を創設したコーア・クリントに師事した経験があり、クリントが提唱したリデザインや人間工学的な視点に基づくものづくりを受け継いでいる。高い技術を持つ木工工房として知られたルド・ラスムッセンが、彼の代表作の多くを製造した。1928年、彼がクリントの設計事務所で働いていた時代に自身の住まいのためデザインしたブックケースは、多様なサイズの本を収めることを前提として、フレキシビリティが重視されている。デンマークの木工家具は曲線を特徴とすることも多いが、この本棚の場合はそれとは対照的にすべてが直線的で、この国のものづくりの基調にある実直の美を伝えている。

Mogens Koch（モーエンス・コッホ）は、デンマーク家具黄金期を代表するデザイナー。代表作に「Folding Chair」等。1950年からの18年間は、自身が卒業した王立芸術アカデミーの教授を務め、後進の指導にも当たる。

現品販売商品となります。価格は掲載画像のセットとなります。ご希望の方はスタッフまでお声がけ下さい。