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Ronan Bouroullec Day After Day

セルフポートレートであり、日記であり、マニフェストであると、表現される本書は、彼自身が2014年から2022年の間に撮影した2750点以上の写真に、英語とフランス語のキャプションを添えて構成されたビジュアルブック。日々の風景やアトリエでの制作過程など、ロナン自身が撮影した写真を通して、彼の多作なキャリアと創作プロセスに迫ります。

「私は決まった制作方法を持っているわけではなく、本能的に、連続したストロークで制作しています。繰り返し、やり直し、積み重ね、複数のテーマに同時に取り組む傾向があります。現在進行中のプロジェクトの模型をスタジオから持ち帰り、テーブルの上に置いて研究し、正しいイメージを探しています。

また、私は電車の中、船の上、テーブルの角、公園、カフェで、何の制約、目的、計画もなく、何かを解決しなければならないというプレッシャーから解放されいつでも自分のために絵を描いています。自分のドローイング、作品、アトリエの光、数年前にデザインしたオブジェが店のウィンドウに写っている様子、カフェのテラスに置かれた椅子、陶器の花瓶に当たる朝日など、毎日携帯電話で写真を撮っています。

10年ほど前、インスタグラムに時々写真を投稿するようになり、そして日々の研究、疑問、プロジェクトの喜び、時にはその行き詰まりを投稿し記録するようになり、それは日記にもなりました。この本には、私自身の研究の画像と、弟のエルワンや私たちの周りの素晴らしいチームとの共同作業の画像が収録されており、毎日毎日、投稿されたこれらの写真の糸をたどっています」


Ronan Bouroullec (ロナン・ブルレック)
1971年、フランス・カンペール生まれのデザイナー。90年代初頭から10年ほどソロでデザインに従事。その頃より、Cappellini、Ligne Rosetなどとの国際的な活動が高く評価され、ポンピドゥーセンターやニューヨーク近代美術館(MoMA)に作品が収蔵されている。2000年代に入り弟のエルワンと共にRonan & Erwan Bouroullec として活動し、世界で最も活躍するデザインデュオとなった。現在ではそれぞれ違う方向性でデザイン活動をしており、近年ロナンはドローイングや陶板作品などのアートワークをギャラリーから多く発表。絵を描くことは幼い頃より取り組んでおり「自分の言語である」と話すほどに大切なライフワークとなっている。



Book

Ronan Bouroullec Day After Day

Hardback, W290 H250, 456pages,

Ronan Bouroullec / Phaidon / 2023 /

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