CRATE CHAIR
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リートフェルトが1934年にデザインした「Crate Chiar」。Crate=木箱の名前の通り一般的な梱包用木箱と同じ手頃な板材と手法で作られている。この手法でいくつかの家具を発表していることから、リートフェルトにとって重要なコンセプトであったことが伺える。当時としてはあまりに先進的なシンプルさだったため「伝統的なクラフトマンシップがない」との批判もあったが、リートフェルトは「伝統的な家具を傷つかないように入れるCrate(木箱)のほうが丈夫だ」と返した逸話が残っている。1935年からは、購入者が自ら組み立てるDIYパックとして販売し、その後Mets and Co.によって、"weekend furniture(週末住宅の家具)"として販売されるようになった。このモデルは、1970年からCassinaで製作されたものと思われる(現在Cassinaでは生産終了)。木箱ベースの無骨な印象だが、シートと背の角度と絶妙なプロポーションで快適さも実現している。
リートフェルト(1899〜1906年)はオランダの家具デザイナー、建築家。父が経営する家具工場で働き,1918-1931年、デ・ステイル運動に参加する。彼の作品は,単純な要素の組み合わせで三次元の空間をつくりだすという一貫した方法から生まれたものが多く、近代建築や家具のデザインに大きな影響を与えた。木製の赤と青の椅子 (1918) 、ユトレヒトの世界文化遺産のシュレーダー邸 (1924) はその代表例であり、デ・ステイル派の新造形主義を最もよく示す家具,建築として知られる。遺作はゴッホ美術館。
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VINTAGE
W560 D700 H620 SH280
Gerrit Thomas Rietveld / Cassina / Italy / 1970's / Pine wood