LICHT

MORENO & MARINE LOUNGE CHAIR

こちらの商品はヴィンテージ品となります。

80〜90年代のフランスの前衛デザインを牽引したデザインデュオ、Groupe Némoによるチェア「Moreno & Marine Lounge Chair」。

シンプルな座と背を支える脚はボールを高く投げたような弧を描き、アームとしての機能も担いながら軽やかに着地する。大胆なプロポーションによって椅子は後ろへ倒れそうに錯覚するが、地面との接点と重心とのバランスによりしっかり椅子として機能する。座るための道具であり、動ではなく静を、時には知性や権威を象徴する道具である椅子はデザイナーのイマジネーションを刺激し続けてきたが、ここでは不安定な緊張感を呼び起こすオブジェに変容し、訪れる時代の変化を予見しているようだ。80年代はメンフィスをはじめポストモダニズムが盛り上がりを見せたが、この椅子からも古い慣習から抜け出そうとしていた時代の空気を感じることができる。

シートは国内でウレタン、ブラックレザーにて張替済。

Groupe Némoは、二人の建築家アライン・ドミンゴ(Alain Domingo) とフランソワ・スカリ（François Scal）により1982年にフランスで設立されたデザインデュオ。「Faizzz Chair」、「Moreno & Marini」など、戦後の装飾美術を再解釈することにより、快適さと知的探求、アートとデザインの境界線を探るプロジェクトが評価された。2000年1月1日までの秒数をカウントダウンする時間測定機器「Genitron」のデザインを最後に解散。

現行品のスタンダード、ヴィンテージとも後世に残るプロダクトをセレクトしています。永続的な使用を達成するためにリヒト サポートをご一読ください。

350,000円(税込385,000円)

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