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SHIRO KURAMATA

「Shiro Kuramata」は、ポストモダンを代表する日本人デザイナー、倉俣史朗の仕事の全貌を包括的に紹介する決定的な一冊。Phaidon社が2013年に刊行した同書に、著者のデイアン・スジック(Deyan Sudjic)による新たな序文を収録した新装版である。

空間事例を含めた全作品を時系列に記録した「Catalogue of works」と、美しい写真と共に生前のエッセイや対談、インタビューを収録した「Essays & Writings」の二部構成。「How High The Moon」や「Miss Blanche」などの代表作から、現在では失われた実験的な試みまでを一堂に会した書籍は他に類がなく、彼の独創的な活動の全体を理解するための資料として世界的に高い評価を受けてきた。

また、この二冊はアクリル製の特別なスリップケースに収められている。「音色」という言葉を愛したことからも分かるように、透明である音の世界に色を感じとり、アクリル素材でそれを詩的に表現した倉俣。モノクロームで印刷されたこの書籍もアクリルケースに入る事で色を纏う。単なる書籍である以上に、倉俣の哲学を感じさせる秀逸なプロダクトと言える。Jonathan Haresが手がけたこのブックデザインは広告・デザイン分野で国際的に権威あるアワード「D&AD Awards 2014」において「Wood Pencil」を受賞。

倉俣を敬愛する編集者の情熱が注がれた本書は、デザイン史の構築にとっても重要な功績と言えるだろう。

掲載した書籍は当時の初版(2013年)となり、経年変化などを含め、この度の新装版とは若干の色味違いなどあることご理解下さい。気になる場合は実際にご確認の上ご購入お願いします。また保護専用段ボールに少々角潰れ、スレなどの傷みがある場合がございます。商品本体に影響はございません。あらかじめご了承ください。


倉俣史朗は60年代初めから90年代にかけて活躍した20世紀の最も重要な日本人プロダクツデザイナーの一人。空間デザイン、家具デザインの分野で革新的な作品を発表し、80年代はエットレ・ソットサスの誘いでデザイン運動「メンフィス」に参加。アクリル、グラス、アルミニウム、スチールメッシュ工業材料を多用した作品は独創的で、「クラマタ・ショック」という言葉まで生まれた。1991年に56歳の若さでこの世を去るが、今なお世界中の多くのデザイナー、アーティストに影響を与えている。


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9/13追記:プレオーダー分は上限に達しました為SOLD OUTとなりました。


現行品のスタンダード、ヴィンテージとも後世に残るプロダクトをセレクトしています。永続的な使用を達成するためにリヒト サポートをご一読ください。


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Shiro Kuramata

W312 D242 P406

Phaidon / Vienna / Paper, Acrylic

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